ファスティングは半日間や1日間でも効果があると聞いて実践している方は、3日間ファスティングはもうお試しでしょうか。
3日間ファスティングでは、1日間や半日間断食では得られない効果を感じられるようになります。
では3日間ファスティングではどんな体の変化を得られるのか、詳しいやり方などを見ていきましょう。
なぜファスティングは3日間がおすすめなの?
3日間ファスティングのメリットは、驚くほどの効果が実感できるなどの体質改善が果たせる事です。
内臓機能が正常化する事で、脂肪燃焼、集中力や記憶力の向上などが実感できる様になります。ダイエットができる上に、生活や仕事で役に立つ能力も身に付けられるのです。
こういった内的な変化は見た目にも現れ、若く見られる様になるなど、さらに嬉しい効果も出てきます。
1日間や半日間ファスティングでも継続すると体質改善はできますが長期戦となってしまいます。短期間で結果を実感できる点でも、ファスティングは3日間がおすすめです。
ファスティングで期待できる効果
上記で説明したほかにも、血液、肝臓、腸などが浄化されるので、花粉症などのアレルギー症状が改善するなど、免疫力回復も期待されます。
悩みが解消されるだけでも毎日を快適に過ごすことができますね。
腸内環境が整うと「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが、腸内で分泌される様になります。こうなれば考え方も自然と前向きになり、安定した精神状態が維持できる様になります。
そのほか、食べない期間を設ける事で、味覚が正常になるという効果も。舌が初期化され、食材そのものの美味しさを味わえる様になるのです。
その結果、少量の食事で満足感が得られ、リバウンドもしにくくなります。
3日間のファスティングで摂りたい食事
断食期間を快適に過ごすため、準備食期間と回復食期間に摂る食事内容は、胃腸に優しい食材を選ぶと良いとされています。
代表的な「まごわやさしい食」がファスティング向きであり、ぜひ取り入れていきたい食材です。
準備食
ファスティング開始には、2日間の準備食期間を設けます。
ここに注力することで、断食期間に入ったとしても、激しい空腹を感じにくくなり、具合が悪くなることが少なくなって体への負担を抑える事ができるのです。
断食期間の準備となるのですから、万全にしていきたいですよね。
食事内容は「まごわやさしい食」を中心とします。ほかにも準備の為に取り組める事はたくさんあります。
- 良く噛むようにする
- 腹八分目になるように食べる
- 酵素を取り入れる事を考え、発酵食品を積極的に取り入れる
- 生野菜や果物から食べる
- 添加物を避ける
- アルコールを控える
これらを心掛けると、空腹状態でも安定した気持ちでいられる様になります。
断食期間
3日間、酵素ドリンクと水のみで過ごします。
断食期間中の酵素ドリンクは、空腹をコントロールする事もでき、体内に必要なエネルギーや栄養素も摂取できます。
水もこまめに摂取してください。体内にある毒素を排出させるイメージをしながら摂りましょう。
水は冷えた物だと体の巡りを悪くさせるので、常温がおすすめです。
運動は激しい運動を控えて、散歩やヨガなど軽めの運動を積極的に行いましょう。
断食中に何もしないと体の巡りが悪くなり、老廃物の排出が滞る原因にもなりかねません。
回復食
少しずつ固形物に慣らしていく期間の為、焦らないように2日間を目安に進めましょう。
3日間固形物を口にしなかった分、胃は十分に休む事ができて、とても元気な状態になっています。
皆さんも元気になるとやる気が出てくるように、胃も同じような状態になるのです。消化吸収しやすい状態なので、食べた物が身に付きやすくなります。ゆっくり、焦らずに食べてください。
1日目はおもゆやお粥で慣らしていきます。段階を踏んで「まごわやさしい食」に切り替えていきましょう。
味覚は正常に戻り、食材そのものを味わえる様になっています。よく噛んで食べる事で、少量でも満足できる様になりますよ。
まごわやさしい食の参考レシピ
「ま」豆類
「ご」ごま
「わ」わかめ(海藻類)
「や」野菜
「さ」魚
「し」しいたけ(キノコ類)
「い」いも類
和食でよく使われる食べ物が中心です。上記を取り入れたレシピを紹介します。
まごわやさしいお味噌汁
「まごわやさしい」がすべて取り入れられたお味噌汁です。
味噌で酵素も摂取できますので、ファスティングの準備食や回復食には最適なレシピとなります。
作り置きをしておけば忙しい時にでも手軽に食べられるのでおすすめです。特にスープは、いろんな食材と相性がよく、満足度を上げ体も温めてくれます。
じゃがいもの海苔和え
意外とじゃがいものレシピに苦戦する方は多いのではないでしょうか。
こちらはマッシュしたじゃがいもに海苔を加え、塩とごま油で味付けをしたとてもシンプルなレシピとなっています。
オクラと豆腐のサラダ
お豆腐とオクラをサッと和えるだけでの手軽さが魅力です。
とてもヘルシーなのはもちろんですが、満足感も味わえる逸品です。お好みで味付けができるのも良いですね。
まごわやさしい和サラダ
ファスティングの準備食と回復食には欠かせない「まごわやさしい」が一品で摂れるサラダです。
ボリュームもあり、栄養価が高い割に低ローカロリー。組み合わせを変えてることで無限のバリエーションができるのもおすすめポイントです。
豆とヒジキのマリネ
ヒヨコ豆、キドニービーンズ、水煮大豆などの糖質の少ない豆を使う事でファスティングの準備食や回復食にもバッチリ。
ヒジキも取り入れることで栄養価もアップします。作り置きが可能な食材ので、いつでも手軽に食べられるは魅力です。
参考:豆とヒジキの彩マリネ
切干し大根と焼ききのこのごま酢和え
切干し大根に焼き色をつけたきのこを合わせて、ごま酢で和えるだけの簡単レシピ。
常備菜にもなるので、ファスティング中だけでなく、普段の食卓にも添えたいですね。
3日間ファスティングでどれくらい痩せる?
人によって効果は異なりますが、2〜5キロの減量が見込まれます。
30代の女性が4キロ、40代の女性が2キロ、50代の女性が5キロ、30代の男性が5キロの減量に成功したなど、結果は年齢や性別に関係ありません。
このほか、痩せた事でプラスとなる効果も多く見受けられました。
- お腹まわりや背中まわりがスッキリした
- 着れる服が増えた
- 吹き出物がなくなり肌にツヤが出てきた
- 肩や腰の痛みが解消した
- 便秘が解消した
- 若く見られるようになった
- 体が軽くなった
- 代謝力が上がった
多くの人が3日間ファスティングを実践した事で、その効果が確かなものであると証明されています。
ファスティングの注意点
食事の他にも、ファスティングの効果を高める為にはいくつかの注意点があります。
これらを意識する事で、ファスティングに足踏みする事もなくなるのではないでしょうか。
酵素ドリンクは無添加のものを選ぶ
近所のドラッグストアなどを数件回ると、さまざまな酵素ドリンクがある事に気づくのではないでしょうか。
原材料を見比べたり、飲みやすそうな品物を選んだりと、人によって選ぶ基準も様々だと思います。
気を付けるべき点は、添加物などの余計なものが一切入っていない品を見極める事です。
ファスティングは体内をデトックスし、クリーンアップさせるものなので、酵素ドリンクは無添加の品を選ぶようにしましょう。
1日2リットルの水を飲む
人は1日2リットルほどの水の摂取が望ましいとされています。
血液は体内にある水分の代表格で、老廃物を滞りなく排出させるためにも水の補給は欠かせません。ファスティング中であれば、特に意識して摂取することをおすすめします。
ファスティングを行う事で、いつもよりも老廃物も体外に排出されやすくなっています。多くの老廃物を体外に出せるチャンスととらえ、1日2リットルの摂取に励んでみてください。
体調が悪くなったりしない?
普段から糖分やカフェインを規定量よりも多めに摂取していたり、ファスティングで栄養が不足したりすると、具合が悪くなることがあります。
具体的には頭痛、吐き気、下痢など、人によって症状が異なりますが、これは体内の細胞が活性化する事によって起こる初期反応です。
我慢ができないほどの症状が出た場合には、無理をせずに一旦中止をし、かかりつけの病院へ行き診断を受けてください。
リバウンドするのはやり方が悪い?
ファスティングを終了すると胃腸が元気な状態になっているので、食べた物は身につきやすく、体重が増えやすい状態となっています。失敗をしない為にも、準備食期間と回復食期間は大切な期間とされているのです。
しかしそれを守った上で多少の体重増加をしたのであれば、あまり気にしなくても大丈夫です。
定期的にファスティングを行う度に体はどんどんリセットされ、痩せやすい体質となっていきます。
ファスティングでスッキリ体質改善!
老若男女問わず効果を感じる3日間ファスティングは、健康面や美容面でたくさんのメリットを実感ができる人気の健康法です。
体が元気になれば、必然的に心も元気になります。
最近体が怠く感じたり、気分が沈んだりするけれど、心当たりがない、などが当てはまる方には、ぜひ3日間ファスティングを実践してみてください。
正しい知識を身に付ければ、確かな効果を感じやすい健康法なので、元気を取り戻すことができますよ。